札幌の無痛整体
肩こり・腰痛回復センター 院長の荒井です。
最近アメリカで話題になっている『マインドフルネスの効用』。
もともとは、仏教から派生したものと言われています。
物事において人間の最高のパフォーマンスを引き出す手段として高く評価されており、2000年以降、企業経営という点においてもじわじわと流行ってきているのですが、
予防医学と密接なかかわりがあるマインドフルネスの方が知られているようです。
実際に日本では、うつや自閉症への認知療法、ホスピス緩和ケア、スポーツへの介入、企業が研修に取り入れることも多くなってきて、その考え方は実に幅広い領域で注目されています。
マインドフルネスとは何か?と言う点に関してはここではさておき、その心やカラダに対する効果が実証されてきていることは確かです。
当院の無痛整体療法も、もともとこの思想を取り入れておりその効果は多くの方が体験されています。この整体療法を受けた感想の特徴は、痛みやしびれはもとより…「呼吸が楽になる」「自律神経が安定する」「頭がスッキリする」「整体後の帰り道はカラダがポカポカする」…といったことが寄せられています。
カラダを痛めつけない軽度の刺激により、通院されて慣れた方だと、日常の緊張した交感神経優位の状態から3分程度で副交感神経優位のリラックスした状態に入っていき、呼吸も深くなっていきます。
『整体は痛いときやしびれがあるときだけ来る場所ではないんです』
こうして日常の緊張から筋肉が硬直し血流が悪化した状態から解放してあげる時間を設けることで、より仕事にも高いパフォーマンスが発揮できますし、あれこれ考えすぎてストレスが溜まって疲労している脳の休息にもなるのです。
現代はすでに「予防医学」の時代に入っています。
東洋医学の考えも未病…病になる前にカラダをしっかり健康な状態に維持することにあります。
マインドフルネスの効果として、先に当院の療法の効果でも述べた「副交感神経が優位」になることで、
- 高血圧の改善
- 血糖値やコレステロールの上昇抑制
- 不安の軽減
- ヒーリング効果を高め
- 大脳皮質の発達につながる(大脳皮質は注意力、感覚処理、記憶、認識など、高次機能に関与しています)
といったことが科学的に実証されています。
また、具体的に、医療現場では、患者さんのストレスの軽減や鬱病の再発防止を目的とした、8週間プログラム(MBSR)は広く普及しています。
企業では、従業員の幸福感や満足感の向上・モチベーションアップ・生産性向上といった面で活用されたり、
スポーツにおけるパフォーマンスの向上、子供や若者を対象とした教育プログラムでは、精神的落ち着きや学習能力の向上などで応用されています。
有名なGoogle社のみならず、下記の有名企業でもこの考え方が導入されていきました。
- Intel
- McKinsey
- NIKE
- Yahoo
- アメリカ海軍
- アメリカ国防総省
- アメリカ農務省森林局
ビジネスライクに取り組んできたアメリカ企業が、「仕事で高い成果が出ることと、自分の幸せが必ずしも結びつかない」ということに気づき、心の部分に注目して、「幸福」のための時間を大切にする動きになってきました。
心身一如
心とカラダは1つであるという東洋の思想が、アメリカでも芽吹き始めています。