札幌の無痛整体
肩こり・腰痛回復センター 院長の荒井です。
腰痛でお尻が痛いという30代の女性が来院されました。
彼女が訴える「お尻」とは下記の仙骨の部分の痛みでした。
問診でお話をお聞きすると、腰痛のほかにも
・首や肩がこる
・便秘
・冷え性
・むくみ
・生理痛・生理不順
・顔のゆがみ
といった症状があるとの事。
仙骨は背骨につながっていて、ここがズレていると背骨の歪みが生じることがあります。背骨の歪みは、肩こりに始まり、生理痛や冷え性、むくみといった女性に多いさまざまな症状を引き起こします。
また、仙骨の前にある大腸も影響を受けるので便秘になることもあります。同じように、仙骨に覆われる形で子宮・卵巣があるため影響を大きく受けることになります。
さらには、仙骨の付近には神経が集まっているので痛みがでやすい部位でもあり、仙腸関節がズレると神経を圧迫して仙腸関節痛や脚にしびれや痛みなどを招くこともあります。
こういった場合は強い刺激はかえって仙腸関節の動きを遮ってしまうので、穏やかな刺激で関節の可動を広げていきます。
うつ伏せで腰背部の緊張を解いていき、脚から下の筋肉をゆるめていくことで、仙骨に対する負担を軽減していきます。そのことでもともとあったほんのわずかな可動が戻ってきます。
そうなると、腰椎への負担を仙骨が分担してくれるので、腰痛も次第に解消されていくプロセスをたどります。
腰痛の時に、少し硬い床で仰向けに寝てみて仙骨に痛みが出ている場合は、そちらから整体施術をしていく必要があります。
腰痛と言えども、このように原因は様々であり、腰痛以外の不調にも目を向けていかなければ根本的な腰痛解消には至りません。