札幌の無痛整体
肩こり・腰痛回復センター 院長の荒井です。
膝が痛くて正座が出来ないという50代の女性が来院されました。
【問診】
問診させて頂くと、以前から少し膝に違和感は感じていたが1年ほど前から少しずつ膝を曲げるときに痛みはじめ、今現在は全く正座が出来ない状態との事。
階段を上り下りする動作ではそんなに激しい痛みはなく、生活しているうえでは問題を感じないが、仕事で正座をしなければならないシーンが出来、何とか正座が出来るように戻りたいと来院されました。
【整体検査】
仰向けで少し膝を持ち上げて、関節の動きを検査してみたところ関節はロックしていない(固まって動かない状況にはない)状態が確認できました。
こういった場合は整体施術によって改善することが圧倒的に多いです。
触診では両足太ももの裏やふくらはぎに筋肉の硬直があり、太ももの内側の内転筋にも筋肉の硬直が見られました。この点を伺うと、「そういえば1年くらい前に自転車で転んで、膝を痛めたことがある」とのこと。
【整体施術】
初回は脚を中心とした整体施術を行いました。
仰向けに寝て頂き、ふくらはぎをかるくこちらの膝でタッピングすると、少し痛みがあるようです。これを数回行うとふくらはぎの筋肉の硬直は解消され「楽になった」との事。
次に仰向けのまま太ももの裏側を軽く押し込み膝が自然に曲がることを数回行い、さらに太ももの内転筋の硬直をゆるめてから再度正座の動作をして頂いたところ、あと数センチでお尻がカカトに着くくらいまで変化していました。
次にうつ伏せに寝て頂き、さらに太ももの裏の筋肉をゆるめふくらはぎの筋肉を整えました。ここまでの全ての整体施術時間は3分程度。
再び正座の姿勢を取って頂くと、しっかりお尻がカカトに乗るまで膝の状態は改善しました。
その後は3回ほど整体施術に来院され、違和感もなく正座がしっかりできるようになりました。
【コメント】
膝の痛みは他にもいろいろな要因がありますが、今回はこの整体施術方法がマッチしたようです。
階段を上ったり下りたりする際の膝の痛みはまた別の太ももの筋肉の硬直や、膝関節のねじれなどがあったりします。
今回のように膝がロックしていない(固まって動かない状況にはない)場合はほぼ5回くらいの整体施術で回復していく事が多いです。