札幌の無痛整体
肩こり・腰痛回復センター 院長の荒井です。
膝がきしむ感覚は少し前からあったのが、最近では膝が痛くて階段の上り下りがつらいという50代の女性が来院されました。
普段の仕事では中腰で両脚をふんばる事が多いそうで、最近では仕事中も膝に痛みを感じるとの事。
【整体検査】
検査では両脚の筋肉が硬直している状態で、仕事の疲労感が蓄積されている様子。屈伸をする動作では深く屈伸すると両膝に痛みが出ます。
階段を下りる動作と上る動作では、上る動作のほうが痛みは強く、特に右側に強く感じる状態。
【整体施術】
前かがみの姿勢が多い割に腰の状態は問題なく、上半身が左右に振られるのを両脚でしっかりふんばる状態がずっと続いていたために両脚の筋肉の硬直が強く出ていました。
初回は足首から筋肉をゆるめていきました。脚で踏ん張るには地面との設置点である足元に大きな負担がかかりますし、上半身が左右に振られるのをこらえるので、筋肉にはねじれが生じます。
その足元から膝に伸びる筋肉は硬直とねじれが生じていたので、ふくらはぎの筋肉を調整し、アキレス腱まで伸びている筋肉のねじれを矯正。
すると膝にすこしゆとりが出てきたので、関節のねじれ具合を確認し、仰向けで膝を曲げて頂き、痛みの出ない位置で膝の曲げ伸ばしをして頂きました。
最後に太ももの筋肉の硬直とねじれと膝のお皿の動きを調整し終了。動作検査をしてみると、左の膝はほぼ痛みは消失していました。
同様の整体施術を4回継続。階段を上る動作での膝の痛み、階段を下りる動作での膝の痛みは解消されていました。
今現在はまた膝の痛みを再発しないよう、定期的に両脚への負担解消とねじれをもとに戻す整体施術を受けに来院されています。
【コメント】
膝の痛みが出ると関節の問題かな?!と思われがちですが、関節がつぶれてしまっていたりしていない場合にはほぼ筋肉の硬直やねじれの問題を解消し、関節の位置を整えていくことで膝の痛みはどんどん軽減していきます。
ただ、この女性のように毎日膝に大きな負担を与えてしまわざるを得ない場合は、やはり定期的に整体施術を受けて、負担を解消させてあげないとまた痛みは戻ってしまいます。
痛みを我慢して手術に至るより、定期的なメンテナンスで健康な膝を維持していくことをお勧めします。