札幌の無痛整体「肩こり・腰痛回復センター」院長の荒井です。
「妊活」という言葉はジャーナリストで大学教師の白河桃子さんが提唱し広く浸透しましたが、実は、妊活ブームは晩婚化と関係しています。
目覚ましいほどの女性の社会進出の背景により、平均的な結婚年齢が高くなり、妊娠年齢も上がっているのです。35歳以上での出産を「高齢出産」といいますが、現在、第1子を出産した女性の5人に1人が35歳以上だといわれています。
ただ、高齢出産にはリスクが伴います。例えば、ダウン症などの染色体異常児が生まれる可能性が高くなる、胎児や母体に影響のある病気にかかりやすくなる、などがあります。
高齢出産のリスクを避けるためにも、早くに妊活に取り組む必要がある、と多くの女性が感じているようですがその際にぜひ知っておいてほしいことがあります。
まずは「冷え」です。
女性の多くが「冷え性」で悩まれていますが、『冷えは万病のもと』とも言われているくらい、妊娠にとっても大敵です。
カラダの血流が悪いとどうしても冷えてしまいます。そうなると子宮の機能が下がってしまうなど、妊娠しにくい体になってしまうのです。冷たい飲み物や生ものなどカラダを冷やすものを控えるのももちろん効果的ですが、
定期的な有酸素運動によって血流を促進してあげる習慣もとても大切です。心臓からカラダ中にしっかりと血液が押し出せれるころとで、カラダの末端や内臓、子宮にも酸素や栄養が送られ冷えにも効果的です。
ただ、ここで見落としがちなのがカラダのゆがみです。
特に妊活に大切になるのは骨盤のゆがみ。
赤ちゃんにとって、子宮内やそれを守っている骨盤はゆっくり安らぐためのベッドです。それが冷えていたり、いびつにゆがんでいると赤ちゃんもゆっくり休むことができません。
そういった意味では妊活は「赤ちゃんを迎え入れる温かく柔らかなベッド」を準備してあげる事でもあります。
子どもが欲しいと望んで夫婦生活をすれば妊娠できるのでは?と思うかもしれませんが、妊娠しやすいタイミングに性交を行っても、20代前半のカップルで約30%、30で約20%、35歳になると約10%の確率でしか妊娠しません。妊娠を望むなら、しっかり妊娠に向けた行動をとる必要がありますね。