札幌の無痛整体 「肩こり・腰痛回復センター」院長の荒井です。
日頃から首こりや肩こりを感じていたが、ここ数日札幌を離れて3日間の出張に出たところ、首を動かすと痛みが出て、上を向くと左腕にじわーっとしたしびれ感を感じるようになり、以前、腰のヘルニアを患った時のつらさを思いだし急いで当院に来院。
お話を詳しく聞くと、
日頃からデスクワークでパソコン作業が長時間続いており、週に1回程度マッサージでしっかりコリをほぐしてもらっていたがどうしてもすぐに戻る。ただ鍼灸院に行ってもなかなか改善せずに、慢性的なものとあきらめていた。
背中にハリ感が常に強く、上を向くことはほぼ無理な状態ではあったが「まあ仕方ない」…それよりも背中がつらい毎日を送っていた。そんな状況で3日間の出張、飛行機や長時間の電車移動でほぼ下を向いて寝て過ごす時間だった。少しは前を向いていようとするが、どうしても眠くなりついつい下をうつむいて寝てしまっていたとのこと。
また、今回の件とは別になるが…以前腰痛で整形外科に行った際、「ヘルニア」と診断され手術を勧められたが、別の整形外科では手術はしないほうが良いと言われ、あれこれ治療院を探していたところ口コミで有名だと言われた鍼灸院へ行くことに。ただ、そこでは「これはヘルニアではないので治療できない」と言われ途方に暮れ、何とかストレッチなどの自己療法を調べやっているうちに痛みは無くなった。
ただ、もうしっかり治したい一心で整体院を探して、患者さんの多くの声を見て当院に決められたとのこと。
【整体検査】
検査をしてみると首の可動域がかなり狭くなっており、本人は左右何の問題もなく向けているようでしたが、通常と比べてほとんど動けていませんでした。
上を向いたり頭を左に傾けると左腕にじわーっとしたしびれ感が走る状態で、まっすぐ向いていても左腕はツッパリ感が走っている状態。
姿勢検査では顔が前につきだし、両肩が前に入り込み、背中が丸まってしまってかなりの猫背。背中の骨の関節の動きを確認すると、首に近いところへの軽い刺激で左腕にしびれ、背中の真ん中あたりへの軽い刺激でも同様のしびれが出ました。
【整体施術】
整体施術は、まずは長時間の出張による移動時の負担を軽減させるために、うつぶせで背骨への軽い手でのバイブレーションの矯正を行いました。
筋肉への圧迫テストでは、この矯正によって首・肩から腰へ掛けての筋肉の緊張を解放できました。こういった背骨のゆがみ矯正ではカラダ全体の筋肉のアンバランス矯正・コリやハリの解放が3分程度でできます。
次に仰向けになっていただき、より詳細な背中の筋肉へのアプローチを行いました。ゆらゆらと揺れながら副交感神経優位なの緊張していない状態にしながら、背骨周辺の筋肉の調整をしていきます。
この際、足首も首の筋肉と密接な関係があるのでしっかり整体施術を施します。
首の下に、首の正しい湾曲を取り戻す枕を入れてゆっくり首周辺の筋肉や関節を調整。少しずつ背中への負担を減らしていきます。腕周辺の筋肉のねじれや硬直をただし、さらに首や背中への負担を減らしていくと、かなり背中の関節が動き始めます。
このようにカラダはすべてつながっているので、つらい部分だけの整体施術ではしっかりと根本の問題解決しない場合が多いです。凝っているからそこだけほぐす…では、その部分はいっとき楽になった気がするかもしれませんがまた再発するのもそういった理由です。
数回の整体施術で首の動きは正常に戻り、可動域も広がりました。また上を向いた時の腕のしびれもかなり解消されました。ただ、この方は毎日睡眠時間も短く、出張も毎週といった多忙な方なので、今後は定期的に来院していただき疲労の解消と姿勢の矯正をしたほうが良いということを納得していただきました。
【整体施術後のご提案】
整体施術は痛みやしびれといったつらい症状には効果的です。しかしながら、その一方で今までと同じ生活を続けられてしまうと、また同じところに負担が次第に蓄積されていきます。
疲労による回復力の低下や、長時間にわたる姿勢の悪さから来る負担はやがて限界値に達し、再び痛みやしびれといった症状を招いてしまいます。
よく、どうやったら再発しないカラダになるんでしょうか?鍼がいいんですか?ストレッチに通ったらいいんですか?自分でできることはありますか?といった質問を受けます。
ただ、すぐに問題の解決を求めることは本当の解決につながらないことのほうが多いです。カラダは機械ではないので、そんな簡単にスピーディーに問題解決はできません。
また、ストレッチやヨガなど、自分でできることにも限界があります。そういったカラダに良いことをしている一方で、今までと同じ生活を続けてしまっているとやはり同じように症状を再発します。
カラダに出ている症状は、あなたが無理をした生活を送っていることを教えてくれています。大きな問題になるまえに、きっちり自分のカラダの声に耳を傾けてあげてください。
あなたの言い分はよくわかります、ただ、カラダの言い分にも耳を貸してあげてほしいのです。
仕事はもちろん大事です。
ただ…仕事がエネルギッシュにできる背景には、あなたのカラダの健康なしにはあり得ません。もっとあなた自身を大切にしてあげてくださいね。