多くの腰痛の方が、一番痛いと感じる時が
“起きた時”
です。
実は…
長い時間同じ寝相をしていると腰痛になり、
逆に寝返りを多くしている人は腰痛になりません。
寝たきりの人は、何度も寝返りさせないと体が硬くなり、床ずれを起こします。
また、電車などでつい長い時間寝込んでしまうと、
起き上がろうとすると激痛が走って動けなくなってしまうのもそのためです。
寝返りは全身運動です。
そのためには筋肉や関節の柔らかさが必要になります。
特に
胸から太もも、
背中から太ももの裏
の柔らかさが必要です。
当院の検査で
うつ伏せで膝を曲げると「太ももの前にツッパリ感や痛み」を感じる方は、かなり筋肉や関節が固くなってしまっています。
また、筋肉が固いと寝返りにもの凄く“力”が必要となるので、一層寝返りが打てません。
大切なのは…
寝返りをし易い環境を整えること。
整体治療で腰の周りの筋肉や関節を和らげたり、
寝る際に枕を高くして横向きで床と頭が並行になるように寝ると、
寝返りがしやすくなるので、腰痛予防になります。
くれぐれも柔らかいマットレスやベッドは、腰骨が曲がってしまったり、寝返りが打ちづらいので避けてください。
筋肉の特性は…
縮んだままだと固くなってしまうので、適度に伸ばしてあげないと、痛みが生じるように出来ています。
日常生活でも、全身の筋肉を常に柔らかくしておくためには、
適度な運動習慣を持って、
使わない筋肉を使い、使い過ぎる筋肉を休ませるようにするのことが必要。
その習慣が持てない方は…
他力=整体によって定期的に筋肉や関節を柔らかく整えてあげる必要があります。
整体で整える際、強い刺激はあなたの潜在意識の防衛反応が働き、かえって後日筋肉を
固くしてしまうので避けてくださいね。