来院時のお悩み

40代女性。
以前から肩こりは日常的にあり、ひどくなると頭痛まで出ることがありました。
そのたびに頭痛薬を飲んでしのいでいましたが、最近は頭痛が起こる回数も増え、薬を飲むことも多くなってきたため、
「このまま頭痛薬を飲み続けていていいのだろうか」
と不安になり、ご来院されました。
お身体の状態
仕事中は集中していると椅子から立ち上がる時間も満足に取れず、長時間ほぼ同じ姿勢で作業を続けています。
運動する習慣もほとんどなく、帰宅後は疲れて早めに布団へ入っても、ついついスマートフォンで動画などを長時間見てしまうとのことでした。
姿勢を確認すると、頭が身体より前へ出て、あごが少し上がった状態。背中も丸くなり、首から肩、背中にかけて強い緊張がみられました。
また、ご本人からは「寝ても、しっかり寝た感じがしない」というお話もありました。
今回は単に頭痛だけを見るのではなく、毎日のパソコン作業、肩こり、首から背中の緊張、姿勢、睡眠まで含めて身体全体の状態を確認する必要があると考えました。
施術内容
まず、うつ伏せ用のベッドで身体全体の状態を確認しました。
頭痛があるからと頭や首だけにアプローチするのではなく、背骨をやさしく揺らしながら、背中から肩甲骨、肩、首へと続く筋肉の緊張を少しずつ整えていきます。
特に今回は猫背が強く、首から背中にかけて本来あるはずのしなやかな動きが少なくなっていたため、強く押したり無理に矯正したりせず、背骨全体に少しずつ弾力を取り戻しやすくするアプローチを行いました。
楽整体サロンでは、つらい場所だけを追いかけるのではなく、身体全体のバランスや動き、緊張、呼吸まで確認して先に全身を整えることを大切にしています。
全身の緊張が和らいできたところで、アプローチをより効果的に行うため、さらに別のベッドへ移動していただき仰向けでの施術へ。
前へ出ていた頭と首の状態を確認し、首から背中にかけて自然なアーチと柔軟性を取り戻しやすくするよう、やさしく整えていきました。
さらに仰向けでも首から肩、肩甲骨周辺へつながる部分を確認し、身体の一部分に負担が集中しにくい状態へ。
身体全体を整えることで、患者さま自身が持っている**「回復する力」が働きやすい状態をつくること**を意識して施術を終了しました。
来院後の変化
施術を重ねることで、肩こりや首から背中にかけての緊張もかなり楽になり、それに伴って頭痛を感じることも少なくなっていきました。
以前は肩こりがひどくなるたびに頭痛が出て、その都度頭痛薬を飲んでしのいでいましたが、身体の状態が落ち着いてくるにつれて、頭痛薬に頼ることも以前より少なくなったとのことです。
また、「寝ても休んだ感じがしない」と話されていましたが、施術を続ける中で身体の緊張も抜けやすくなり、日常生活でも以前ほど身体のつらさを気にせず過ごせるようになりました。
現在も、仕事で長時間パソコンを使う生活は変わりません。そのため、つらくなってから対処するのではなく、身体に疲れを溜め込みすぎないよう定期的に状態を確認しながらケアを続けています。
※施術による変化には個人差があります。
院長より
肩こりがひどくなると頭痛まで出てしまう、というご相談は珍しくありません。
長時間同じ姿勢でパソコン作業を続けていると、首から肩、背中の筋肉が緊張した状態が続きやすくなります。
こうした筋肉の緊張は周辺の血流にも影響するため、肩や首の強い緊張が頭痛に関係しているケースもあります。
また今回のように、頭が前へ出てあごが上がった姿勢が続けば、首の筋肉や関節への負担も大きくなります。首周辺には多くの神経があるため、その周辺の緊張や状態が頭部の痛みに関係する場合もあります。
だからこそ、頭痛があるから頭だけ、肩こりがあるから肩だけを施術すればよいとは私は考えていません。
毎日のパソコン作業、首の状態、背中の丸まり、腕や肩への負担、呼吸、そしてしっかり休めているかまで身体全体から確認します。
一部分へ集中している負担を身体全体へ分散しやすい状態へ整え、患者さま自身の「回復する力」を目覚めさせる。
それが楽整体サロンで大切にしている考え方です。
なお、頭痛の頻度が急に増えた場合や、これまで経験したことのない強い頭痛、しびれ・ろれつの回りにくさなどを伴う場合には、整体より先に医療機関での確認が必要です。








