
夜、肩がこるのは何となく分かります。
仕事でパソコンを使ったり、スマホを見たり、家事をしたり。
一日身体を使ったのですから、肩が疲れていても不思議ではありません。
では、朝起きたばかりなのに肩がこっているのは、なぜでしょう?
「寝ていたのだから、肩も休んでいたはず」
そう思いますよね。
ところが、ベッドで横になっていることと、肩や首の筋肉から十分に力が抜けていることは、必ずしも同じではありません。
寝ている=すべての筋肉が休んでいる、ではありません
眠っている間も、私たちの身体は完全に力が抜けているわけではありません。
寝返りをしたり、姿勢を保ったりしながら朝まで過ごしています。
これは私が普段施術をしていても感じることがあります。
施術中、気持ちよくなってウトウトされる患者様は珍しくありません。
そんな時、指先がしきりに動いていたり、脚がピクッ、ピクッと動いたり、突然あごが大きく動いたりすることがあります。
ご本人は眠りかけていて、その動きを意識していません。
こうした動きには、眠りに入る時に起こる生理的な身体の反応など、さまざまな理由が考えられます。
つまり、「眠っている=身体のすべてが完全に止まって休んでいる」というわけではないのです。
特に日中、長時間のデスクワークなどで首や肩に力が入り続けている方は、ベッドに入ったからといって、それまでの緊張がすぐにゼロになるとは限りません。
枕の高さや寝る姿勢によっても、首や肩の一部分に負担がかかった状態が長く続くことがあります。
つまり、
「7時間寝たから、肩も7時間休めた」
とは単純には言えないのです。
これが、朝起きた時から肩や首が重たく感じる方を見る時に、私が気にしていることの一つです。
朝の肩こりで、枕だけを疑っていませんか?
朝起きた時に首や肩がつらいと、
「枕が合っていないのかな?」
と考える方は多いと思います。
もちろん、枕の高さや硬さ、寝具が身体に合っているかどうかも大切です。
ただ、枕を何度替えても朝の肩こりが変わらない方もいます。
そういう時は、寝具だけではなく、寝る前から身体がどのくらい緊張していたのかという視点も必要です。
例えば一日中パソコンに向かい、
✅頭が前へ出る
✅肩が内側へ入る
✅肩甲骨まわりが動きにくい
✅首から背中まで力が入った状態が続く
こうした身体のまま一日を終えているとしたら、問題を枕だけに求めても説明できないことがあります。
「朝から肩が重い」は、身体を見る大切な手がかり
楽整体サロンで肩こりの患者様にお話を聞く時、私は「どこが痛いですか?」だけを聞いているわけではありません。
「朝はどうですか?」
ということもよくお聞きします。
朝起きた瞬間は楽なのに、仕事を始めると肩がこってくる方。
反対に、朝起きた時が一番つらく、動いているうちに少し楽になる方。
朝から夜までずっと肩が重たい方。
同じ「肩こり」でも、かなり違います。
いつ肩がつらくなるのかは、その方の身体を考えるうえで大切な手がかりになるからです。
だから、朝の肩こりでも肩だけを揉みません
朝から肩がこっていると、
「寝ている間に肩が硬くなったから、揉んでほぐそう」
と思うかもしれません。
それで楽になること自体が悪いわけではありません。
ただ、毎朝のように同じことを繰り返しているのであれば、私は硬くなった肩だけを見るのでは足りないと考えています。
- 首の位置はどうなっているのか
- 肩が内側に入りすぎていないか
- 肩甲骨や背中は動いているのか
- 後頭部や頭部まで力が残っていないか
身体全体を確認していくと、患者様が「肩こり」と感じている場所以外にも、身体が休みにくくなっている手がかりが見つかることがあります。
楽整体サロンでは、肩を強く揉んで硬さだけを取ろうとするのではなく、身体全体の余計な緊張をやさしく減らし、休む時には身体がきちんと力を抜きやすい状態をつくることを大切にしています。
朝から肩や首が重く、「寝ても肩が休まった感じがしない」という状態が続いている方も、一度ご相談ください。
朝から肩がこっているのを「いつものこと」にしない
一日働いた夜ではなく、一日の始まりから肩が重たい。
これは意外とつらいものです。
寝ている時間を増やしたり、枕を替えたりしても朝の肩こりを繰り返しているなら、
「ちゃんと寝ているのに、なぜ肩が休まらないんだろう?」
という視点で身体を見てみてもいいと思います。
朝から肩や首が重く、「寝ても肩が休まった感じがしない」という状態が続いている方も、一度ご相談ください。
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