右肩を上げる途中で重くなり、上げ切ると痛みが出ていた40代女性の症例

来院時のお悩み

40代女性
40代女性

40代女性。

以前から慢性的な肩こりがあり、最近では右肩にも痛みを感じるようになっていました。

特に気になっていたのが、右腕を上げる動作です。

腕を上げていく途中で右肩が急に重くなり、最後まで上げ切ると痛みを感じる状態になっていました。

毎日パソコンを使う仕事をしており、ご本人も「仕事中は右肩に力が入っている気がする」と感じていたそうです。

お身体の状態

立った状態で左右の肩を確認すると、肩の高さに違いがあり、特に右肩が強く内側へ巻き込んでいました。

右腕をゆっくり上げていただくと、途中から動きが重くなり、最後まで上げたところで右肩に痛みが出ます。

肩だけでなく腕から手首まで確認すると、日常的なパソコン作業によって右手から腕にも強い負担がかかっていました。

手首には橈骨と尺骨という2本の骨がありますが、今回はこの部分のバランスを整えてから右腕を上げていただくと、施術前よりも肩が軽く上がるようになりました。

そのため、肩だけを見るのではなく、手首から腕、肩へと続く全体のつながりを整える必要があると考えました。

施術内容

今回は肩だけを直接施術するのではなく、まず右手首の状態から整えていきました。

手首には親指側の「橈骨」と小指側の「尺骨」という2本の骨があります。

この2本の骨の動きや位置関係を確認しながら、強く押したり無理にひねったりすることなく、やさしい刺激で手首のバランスを整えていきました。

その後、再度右腕を上げていただくと、施術前に感じていた途中の重さが大きく減り、右肩もスムーズに上げやすくなりました。

そこで次に、手首から前腕、肘、上腕へと順番に筋肉の緊張を確認し、右肩までつながる緊張を丁寧に整えました。

さらに、うつ伏せで背骨をやさしく揺らしながら、肩甲骨周辺から背中、首にかけての緊張を和らげ、強く内側へ巻いていた右肩が自然な位置へ戻りやすい状態をつくっていきました。

最後に仰向けで右肩と肩甲骨の動きを整え、もう一度腕を上げる動作を確認しながら施術を終了しました。

今回は「痛い肩だけを見る」のではなく、手首→腕→肩→肩甲骨→背中というつながりを確認しながら施術したことがポイントです。

来院後の変化

最初に右手首の橈骨と尺骨周辺を整えた段階で、右腕を上げた時の重さが軽くなり、肩がスムーズに動くようになりました。

全身の施術後には、強く内側へ入っていた右肩も動かしやすくなり、腕を上げ切った時に感じていた痛みも軽減しました。

※施術による変化には個人差があります。

院長より

パソコン作業をされている女性に多く見られるのが、肩だけではなく、マウスやキーボードを操作する手首から腕全体に負担が蓄積しているケースです。

手首には橈骨と尺骨という2本の骨があり、この周辺の動きが崩れることで前腕の筋肉にねじれや緊張が生まれ、それが肘から肩まで影響していると考えられる場合があります。

今回も、最初に手首周辺をやさしく整えただけで右肩が軽く上がるようになったことから、肩だけの問題として考えないことが大切なケースでした。

毎日のパソコン作業では手首を知らないうちに酷使しています。肩がつらいからと肩だけを揉むのではなく、指先や手首、腕まで含めて休ませてあげることも大切です。

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