院長日記
自律神経の乱れとコリ、眠りの関係 札幌
自律神経の乱れ…最近よく耳にする方も多いのではないでしょうか。
その自律神経の乱れの要因は、気圧、加齢、ストレス、感情、姿勢、更年期、運動不足…様々なものが関係しています。
今回は自律神経と感情との関係を考えます。
人間はある出来事や情報が脳に入ってくると“無意識のうちに”脳が反応し、感情を作り出します。
ある人にとっては何のことはない出来事・情報でも、ある人にとっては大きなマイナスの感情を誘発する出来事・情報であったりしますので、なかなかやっかいなものでもあります。
しかもこの感情は理屈ではなかなか解決にいたらないことの方が多く、いくら本で解決策を学ぼうと、ネットで情報を収集しようとこの無意識の脳の反応は止められないのです。
そうなると、カラダは自然とこわばり、コリを作り、寝ていてもそのこわばりやコリは解消されないので睡眠の質はどんどん低下していきます。
すると、起きているとき機能している自律神経の「交感神経」が、寝るときに機能すべき自律神経の「副交感神経」にうまくバトンタッチできなくなり、日中と同じように忙しく「交感神経」が働き続けてしまいます。
寝れない、眠りが浅い、しょっちゅう目が覚める、朝起きても疲れが全く取れた感じがない…といった方はこの自律神経の乱れの可能性は高いです。
「交感神経」優位の中で寝ているとある程度の緊張感の中にいるので、筋肉はこわばったままコリになりますし、疲労物質が筋肉から出ていかずに、蓄積され、朝起きても「疲れている」感じを受けます。
当院の整体施術では、カラダのこわばりやコリをゆるやかに解いていくのはもちろんですが、
自律神経の「交感神経」から「副交感神経」へのスイッチングを正しい状態に戻していくことに注力します。
つまりはカラダに緩やかにアプローチしながら、脳の緊張を開放し、うとうとする状態になるようにしていきます。
うとうと…は副交感神経が優位になった証拠です。
施術をしがら、「今は横になって脳がリラックスしても良い時間なのですよ」・・・ということをカラダを通して脳にアプローチしているのです。
自律神経の「交感神経」から「副交感神経」へのスイッチングが上手くいっている方は、施術開始早々にうとうとし始めます。
頭蓋骨周辺にかるくアプローチする手技の段階ではほぼ寝入る状態になります。
このように、日々自律神経が興奮した「交感神経優位」である状態から解放し、横になると自然に「副交感神経優位」な状態になるようにカラダだけではなく、脳にアプローチすることが大切になります。
そうなると脳にもゆとりが出来てくるので、ある出来事・情報に対する無意識の反応も大きく変わってきます。
マイナスの感情を誘発していたものが、いつしか「そういうこともあったな…」という認識になれば、
自律神経の乱れは整い、感情も落ち着き、寝ても質の良い睡眠が得られるので翌日には筋肉のこわばりやコリは解消され、筋肉内にあった疲労物質もすっかり出ていってしまいます。
カラダだけ見ていては本当に回復に向かうことはありません。
脳の反応、感情の誘発原因といったものも見ながら整体施術をすることが大切だと考えます。
HSP、自律神経失調症、鬱 札幌整体
最近よく耳にするようになったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)をはじめ、自律神経失調症、鬱と診断され投薬を続けているがなかなか改善しない・・・。
むしろ気持ち悪さや食欲が減退してどんどん痩せていくし、不安感からますます眠れなくなっている。
そんな悩みで肩こり腰痛回復センターを訪れる方はとても多いです。
私自身がかつておきなストレスから自律神経を乱し、めまいで歩けなくなり、将来への不安感から鬱になった経験をしていることもあり、
「薬だけではなかなか思うような改善がおぼつかない」という患者さんの声はよく理解できます。
私はかつて強いストレスから自律神経が乱れ、神経が過敏になり、向こうから歩いてくる人と目が合っただけで“襲ってくるかもしれない”と感じたり、
人と会うことが嫌で嫌で、家族を持ちながら一人暗いクローゼットに引きこもり、そこで食事をとったり。
生きる気力など全くないような状態で鬱になりました。
今や日本人の15人に1人が鬱を経験している時代です。
今ではすっかり改善できた私は、この事実にものすごい危機感を感じて、治療院内ばかりではなくネットを通じてそうならないための生活・思考習慣を訴えています。
心身一如(しんしんいちにょ)…カラダと心(精神・脳)は切り離して考えられないものと東洋思想は考えます。
もちろんカウンセリングや薬での改善を否定するわけではありませんが、逆にそういったことで余計に不調を抱えている患者さんもものすごく多いことを見過ごしてはならないと考えます。
本来、人間の脳は薬のモルヒネよりも何十倍も強い鎮痛効果を出すホルモンを分泌する能力があります。
ところがその脳がストレスや精細で過敏な神経によって誤作動を起こし、自律神経に乱れを招いてしまいます。
自律神経が乱れると当然眠れない、動悸がする、めまいを感じる…といった様々な症状を引き起こします。
そこに対して医療機関では薬を出して症状緩和に努めるわけですが、それに対する賛否はひとまず横において、
患者さんの「心(精神・脳)の乱れ」を整えないことには、再び同じような症状を招いたり、上記のように薬などでかえって苦しい思いをされてている事実が消えません。
刺激の少ない整体施術は、カラダにアプローチしながら患者さんの脳にもアプローチします。
最初はこわばっているカラダを安心させてあげて、「私は敵ではないですよ、触れてもいいですか?」といった脳のやり取りを行います。
恐らくはこんなことを書くと「え?」と思われる方がほとんどではないでしょうか(笑)。
私は治療家として札幌で整体施術している一方で「脳の回復」「右脳の活性化」「左脳を止めて右脳を使え」といった活動をネットを通じて行っていますが、
深い話はそちらを見て頂きたいのですが・・・
脳にアプローチすることで確実にカラダに変化が起こります。
嫌なことを思い出してもらった瞬間にカラダは固くなって反応しますし、
楽しいことを思い出してもらうと瞬時にカラダは柔らかくなります。
人間の脳は無意識に1日に6万回も思考していますが、そのほとんどが嫌なこと不安なことイライラすることだとすると・・・カラダは固くなって当然なのです。
普通に考えて、まずはどこから問題を解決していくべきか?わかりますよね。
まずは脳を整えて、自律神経を整えて、自然治癒力を存分に発揮できる環境を整えてあげるべきなのです。
肩こり腰痛回復センターは、そこからカラダの不調を考えて本来の健康な体に戻っていただけるよう、日々尽力しています。
眠れない、眠りが浅いは自律神経の調整が必要 札幌整体
眠れないんです。
寝てもしょっちゅう目が覚めて、朝起きる時も眠たいんです。
睡眠は1日のカラダの疲労を回復したり、脳の疲労を回復したりするのにとても重要な役割を担っています。
寝てもしょっちゅう目覚めてしまうといった、睡眠の質が悪かったり、そもそも全く寝られないといった状態ではカラダも脳も疲弊していく一方です。
睡眠に関する問題の原因には「自律神経の乱れ」があります。
日中の緊張やストレス、多忙なスケジュールなどから、自律神経が乱れてしまっているのです。
自律神経には日中起きているときに機能するべき「交感神経」と、夜布団に入ってゆっくり眠るときに機能するべき「副交感神経」があります。
自律神経が乱れると、日中の「交感神経」が優位に機能したままになってしまい…
緊張感や防衛反応なども寝てていても盛んに働いてしまい、まったく力が抜けないで寝ている状態になります。
これでは筋肉も緊張したままなので寝ても凝りがほぐれません。
その結果、「朝スッキリと起きられない」「寝ても疲れが取れない」…といった悩みを抱えるようになるのです。
こういった場合、いくら筋肉を揉むような整体を行ってもすぐに筋肉の凝りは再発します。
自律神経を整える整体施術とは、カラダが防衛反応を示さない程度の優しい刺激、先生の手から感じる安心感・包容力、脳にアプローチする療法といったものが必要となります。
これが出来る整体院か否か・・・
素人のあなたでも判別できる方法があります。
それは、いきなり整体施術に入らない、カラダの可動域だけを目安とした整体施術ではない、とにかく痛みの解消だけに目が行ってしまっている整体施術、ホームページに「長文の患者様の声」が掲載されている整体院…etc
今や巷には情報があふれています。
その中であなたにあった治療院を探すのは至難の業です。
できれば、前述した「良い整体院の判別方法」を参考に探してみてください。
いくら安くても、しょっちゅう行かないとすぐ辛くなる治療院では結局はお金も時間も浪費していることになりますし、何より自律神経の乱れが整いません。
カラダは脳(心)の表れでもあります。
何かおかしい・・・
その背後には必ずと言っていいくらい、脳(心)の不調和が存在します。
しっかり、ゆっくり自分の為の時間を作って休んでみてください。
五感が繊細になれば自然にその原因を察知できるようになります。
「整体施術で脳(心)の調整が出来るの?」と思われたあなた。
「心身一如」(しんしんいちにょ)
脳(心)とカラダは切り離して考えられないものなのです。
カラダの不調は脳(心)からアプローチして改善を促し、
脳(心)の不調はカラダからアプローチして改善を促す。
これが本来の整体施術のなせる技なのです。
時には患者さんの人生にかからる覚悟も、治療家は必要なんだと思います。