30代から50代の女性は、仕事や家庭で多くの役割を抱え、誰よりも頑張る時期です。
「こんなに忙しいのに、まだ頑張らなきゃいけないの?」と思いながらも、何事にも手を抜けない自分にプレッシャーを感じている方も多いのではないでしょうか。
その頑張りは、周りの人の笑顔や安心につながっていることでしょう。
でも、その分だけご自身の心や体が悲鳴を上げているかもしれません。
「疲れが取れない」「よく眠れない」「イライラしやすい」など、あなたの心や体の不調のほうが心配です。
これらの不調の多くは、
自律神経の乱れが原因かもしれません
とはいえ、「忙しすぎて自分のケアに時間を割けない」「何から始めたら不安」と感じる方も多いですよね。
今回は
✅ 自律神経はどう乱れるのでしょうか?
✅ その対策としてどのような方法があるのでしょうか?
ということについてお話します。
自律神経の乱れは、日々の生活にさまざまな悪影響を及ぼします。
以下は、特に30代から50代の女性が感じやすい影響です。
疲れが取れない、ずっとだるい
交感神経が過剰に働き、副交感神経が十分に機能しない状態になると、体が常に緊張モードに。
これにより、夜にしっかりとリラックスできず、睡眠をとっても疲れが取れない状態が続きます。
朝起きても疲れが残っている、体が重い…。これは、リラックスを司る副交感神経が十分に働いていないサインです。
イライラや不安感が止まらない
自律神経の乱れは、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌量を増加させ、情緒不安定や不安感を招きます。
仕事中にちょっとしたミスで落ち込んだり、家庭で家族に対してイライラしてしまったりすることが増えてしまうのもこの影響です。
「ちょっとしたことで怒ってしまう」「不安で落ち着かない」…自律神経が乱れると、感情を制御する力が弱くなることが多いのです。
肩こりや頭痛など慢性的な体の不調
肩こりや腰痛、頭痛、胃不快感など、特定の原因が分からない慢性的な体の不調も自律神経の乱れから生まれます。
「年齢のせい」と諦める前に、あなたの自律神経の状態をしっかり理解することをおすすめします。
思考力や集中力の低下
交感神経が優位な状態が続くと、脳が休む暇がなくなり、思考力や判断力が低下します。
仕事でミスが増えたり、家事で段取りがうまくいかなくなったりするのも、この状態のせいかもしれません。
ホルモンバランスの崩れ
30代後半から50代は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が進む時期です。
自律神経の乱れがあることで、PMS(月経前症候群)や更年期障害の症状がさらに悪化する可能性があります。
さらに最近急増している気象病による体調不良も、自律神経の乱れが大きく関係していることがわかっています。
こういったことが気になる方は自律神経の乱れをセルフチェックすることも必要かもしれません。
自律神経の乱れの主な原因としては、もうあなたはお気づきかとは思いますが、、
- ストレス
- 睡眠不足や睡眠の質の低下
- 休むヒマのない生活
- 運動不足
- スマホやパソコンの利用
などがあり、以下に詳しく説明します。
ストレス
職場での責任や家庭での負担、さらには自分自身の健康への不安など、複合ストレスが積み重なり、自律神経のバランスを崩します。
睡眠不足や睡眠の質の低下
私たちのカラダと心の健康を支える睡眠は必要な時間です。
ところが忙しい生活の中で、十分な睡眠が取れない、あるいは質の良い睡眠が得られないといった悩みを困っている方は少なくありません。
「質の良い睡眠」って抽象的すぎて、よくわからなくないですか?
睡眠は、体を休めるだけでなく、自律神経のバランスを整える大切な役割を行っています。
夜の時間帯には、副交感神経が優位になり、体とリラックスして回復する時間が与えられます。
睡眠不足や浅い眠りが続くと、この副交感が十分に行わず、交感神経が過剰に優位な状態が続いてしまい、その結果、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
休むヒマのない生活
忙しいスケジュールの中で、「とにかくやらなければ」という思いに追われ、自分の体をケアする時間を確保できないことも原因の一つです。
運動不足
デスクワークや車の移動が多い現代では、体を動かす時間が減り、血流や滞りが多いです。
これが自律神経にも悪影響を与えます。
スマホやパソコンの利用
寝る直前までスマホやパソコンを使うことで脳が覚醒し、副交感がうまく働かない状態が続きます。
これだけの影響があるとわかっていても、具体的な対策に踏み切れないのはあなたが怠けているわけではありません。
「何かをする余裕がない」という状態にあるのです。
「少し休めばいい」「生活習慣を整えればいい」と簡単に聞いても、それが難しいのが現実ですよね。
でも、ご安心ください。
少しでも不調をラクにするために、無理のない方法から始めることはできます。
忙しい女性でもできる、簡単な自律神経ケア
忙しい毎日ではありますが、ほんの少しだけ意識を変えることで自律神経を整える一歩を踏み出すことはできます。
以下は、気軽に始められる対策です。
- 深呼吸してみる
- ゆっくりな運動をする
- 自分を「少し甘やかす時間」を作る
- 寝る前のスマホをやめてみる
- 周りに頼る勇気を持つ
詳しく説明しますね。
深呼吸してみる
「今すぐできる」対策としておすすめなのが深呼吸です。
たった1分でも、意識的に息をゆっくり吸い、ゆっくり吐くだけで、リラックスを司る副交感神経が働きます。
家事の合間やデスクワーク中、ぜひ試して試してみてください。
ゆっくりな運動をする
肩回し運動:
両肩をゆっくりと後ろに大きく回して、次に前に回します。
このことで、肩や首の筋肉が緩み、血行がよくなることでリラックスできます。
深呼吸を組み合わせた前屈ストレッチ:
椅子に座ったまま、ゆっくりと前屈し、手を床に向けて伸ばします。
息を吐きながら前に倒れ、吸いながら体を戻します(これを3回繰り返します)。
このことで背中や腰の緊張を一時的にゆるめて、自律神経が整いやすくなります。
自分を「少し甘やかす時間」を作る
仕事や家事に追われる中で、「自分のための時間」を持つのは少しだけ勇気が必要かもしれません。
例えば夜に好きなドラマを見て、香りの良いティーを飲み、5分だけハーブをこれを読んで…。
そんな小さな時間でも、気持ちがほっとすることで自律神経に良い影響があります。
寝る前のスマホをやめてみる
寝る前にスマホを見てしまうのは、多くの女性に共通する習慣かもしれません。
でも、これが自律神経を乱す原因になってしっています。
周りに頼る勇気を持つ
責任感が強いあなたは「全部自分でやらなくちゃ」と勝手に思い込んでいませんか?
職場や家族に少しだけ助けを求めることで、負担が軽くなり、自律神経も整いやすくなります。
30代から50代の女性は、多くの役割を乗り越えて仕事をし、自分自身を後回しにすることが多いです。
でも、「自分をケアすることは贅沢ではなく、必要なこと」。
自律神経の乱れは、「頑張りすぎている」 あなたからのサインです。
「今の状態をどうにかしたい」と思っているなら、その気持ちを大事にして、できることから始めてみましょう。
例えば、「今日は5分だけ深呼吸をしてみよう」「寝る前にスマホを見ないで寝てみよう」といった小さな一歩からで十分です。
その積み重ねが、少しずつ心身の変化を繰り返します。
そして、もし「ひとりではどうにもならない」と感じたときは、自律神経を整える専門家の力を借りることも一つの選択肢です。
自律神経失調症の改善方法は薬物療法や生活習慣から自力で回復する自律訓練法、整体といったカラダからアプローチする方法などがあります。
整体で自律神経の乱れを整えるには、強い刺激を与える整体ではなく繊細な施術を行う整体が適しています。
自律神経の乱れで整体がおすすめな理由は交感神経と副交感神経のスイッチングを整える効果があるからです。
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