肩こりと首こりが続き、温めてもすぐつらくなって来院した30代女性の症例

来院時のお悩み

30代女性
30代女性

30代女性。

以前から肩こりと首こりがあり、つらい時にはお風呂でゆっくり温まるなど、自分なりに身体をケアしていました。

温めた直後は少し楽になる気がするものの、しばらくするとまた肩や首がつらくなる。

そんな状態を繰り返しているうちに、「温めても結局すぐまた戻る」と思うようになったそうです。

最近は肩から首にかけてのこりを強く感じる日も増え、「このまま自分で何とかするだけでは変わらないかもしれない」と考え、ご来院されました。

お身体の状態

すぐに肩や首だけに触れるのではなく、立った姿勢と身体全体の動きをまずは確認。

首から肩にかけて筋肉の張りが強く、両肩は内側へ入りやすくなっています。

さらに背中にも硬さがあり、肩甲骨を動かしていただくと、本来一緒に動いてほしい背中や肩甲骨の動きが小さくなっていました。

首を左右へ向いていただいても動かせる範囲が狭く、ご本人も、

「こんなに動いていなかったんですね」

と驚かれていました。

温めること自体が悪いわけではありません。

ただ今回のお身体では、肩や首の筋肉の張りだけではなく、背中や肩甲骨を含めた上半身全体の動きが小さくなっていることも気になりました。

そこで、硬く感じている肩や首だけではなく、身体全体から整えていくことにしました。

施術内容

まず最初のベッドで、身体全体の動きや筋肉の緊張を確認しました。

肩がかなり硬くなっていましたが、当院ではあえて肩を強く揉むことはしません。

今回の方は、ご自身でもお風呂などで身体を温めていました。

そこで「さらに肩を緩める」ことだけを考えるのではなく、硬くなった身体がもう一度自然に動ける状態をつくることを意識しました。

背骨をやさしく揺らしながら背中に動きをつけ、肩甲骨周辺、肩へと少しずつアプローチ。

身体全体の余計な緊張が抜けてくると、最初に確認した肩や首の動きにも変化が出てきました。

そして、肩こりや首こりへさらに深くアプローチするためのベッドへ移動していただきました。

仰向けになっていただき、首から肩にかけての緊張や肩の位置を細かく確認しながら、頭部周辺にもやさしくアプローチ。

身体全体を先に整え、そのうえで今回特につらさを感じていた肩や首をさらに細かく施術していきました。

来院後の変化

施術後、肩と首を動かしていただくと、

「肩と首が、かつてないくらい楽になってます」

と驚かれていました。

さらに首や肩を何度か動かしながら、

「くるくる回る感じです」

とのこと。

そして、

「温めてもダメなんだってあきらめていたけど、こんなに楽になるなら少し続けてみたいです」

と話されていました。

ご自身でいろいろ試しても繰り返していたこともあり、今回身体の変化を感じられたことをとても喜ばれていました。

※施術による変化や感じ方には個人差があります。

院長より

肩こりや首こりがつらい時、

「お風呂で温めています」

という方は少なくありません。

温まると身体がホッとして、肩や首も少し楽に感じる。

それ自体は決して悪いことではありませんし、私も身体を温めることはおすすめしています。

ただ、

「その時はいいんだけど、またすぐつらくなるんです」

という方もいらっしゃいます。

そんな時、私は「温めてもダメだった」とは考えません。

肩や首がつらいからといって、身体の問題が肩や首だけにあるとは限らないからです。

今回の方も、実際に身体を見てみると、肩や首だけではなく背中や肩甲骨周辺の動きまで小さくなっていました。

だから施術でも、つらい肩をいきなり揉むのではなく、まず身体全体から動きやすい状態をつくり、そのうえで肩や首へさらに深くアプローチしました。

20年以上身体を見てきて感じるのは、患者様がつらいと感じている場所と、私たちが施術で見る必要がある場所は、必ずしも同じではないということです。

「肩がつらいから肩だけ」ではなく、身体全体を見ながら余計な緊張を減らし、その方自身が持っている回復する力が働きやすい状態へ整えていく。

ご自宅で身体を温めることも続けながら、身体そのものが楽に動ける状態をつくっていくことが大切だと考えています。

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