首の痛みを改善するストレッチを紹介!簡単にできるストレッチやほぐす方法を解説

首の痛みや首のこりを日常的に感じていませんか?

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、現代人のライフスタイルが原因で、多くの人が首の不調に悩まされています。

この記事では、首の痛みを和らげる簡単なストレッチとマッサージによるほぐし方の方法をご紹介します。

首の痛みを改善するストレッチ

首の痛みの改善のストレッチとマッサージは、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。

定期的に行うことで、首や肩の痛みを軽減し、柔軟性の向上にも繋がります。

また、自宅で簡単に実践できるので、日々のルーチンに取り入れやすいです。

ただしストレッチやマッサージは正しい方法で行わないと、筋肉や関節に負担をかける可能性があるため注意が必要で、ストレッチでもなかなか首の痛みが治らない場合はすみやかに治療院にいくことをおすすめします。

首の横向きストレッチ

まっすぐに座ったり立ったりして、深呼吸をします。

右手を頭の左側にそっと置き、頭を右に傾けます。
左側の首筋に伸びを感じましょう。

20~30秒キープした後、ゆっくりと解放します。
同様に左側も行います。

耳と肩のストレッチ

座るか立つ姿勢で、肩をリラックスさせます。

頭をゆっくりと右に傾け、右耳が右肩に近づくのを感じます。
左側の首から肩にかけてストレッチを感じるはずです。

20~30秒キープ後、反対側も同じように行います。

頸椎ストレッチ

まっすぐに座るか立ち、タオルを首に巻いて軽く上を向きます。

タオルに首が乗る感じのこのポーズで、首をゆっくり右左に動かします。

10回程度コロンコロンと捻転します。

首の前屈伸ばし

座っているか立っている状態で、顎を胸に向けて首を前に曲げます。

首の後ろが伸びるのを感じつつ、20~30秒間そのままキープします。

斜め前方向へのストレッチ

頭を45度斜め前に傾け、その方向へ軽くプッシュします。
このとき、首の後ろ側、斜めの筋肉にストレッチを感じるはずです。

20~30秒間保持した後、反対側も行います。

斜め後方向へのストレッチ

頭を斜め後ろに傾け、ゆっくりとその方向に圧をかけます。
首の前側に伸びを感じます。

各側20~30秒間保持します。

首の自己マッサージ

指の腹を使って、首の側面から後ろにかけて優しく圧をかけながら上下にマッサージします。

この動きは、筋肉の緊張を和らげ、血流を促進します。

肩甲骨周りのマッサージ

片手を使って反対側の肩甲骨周りをマッサージします。

肩から首にかけての筋肉を、優しく揉みほぐします。

肩甲骨の間や、肩の上の筋肉にも注意して、痛みのない範囲で圧を加えましょう。

首こりは心身不調のもと

首の痛みや首のこりは、多くの場合、日々の生活習慣やストレス、長時間のデスクワークなどによって引き起こされます。

これが単なる不快感に留まらず、以下のようなさまざまな心身の不調を引き起こす原因となるのです。

  • 頭痛との関連
  • めまいと肩の痛み
  • 集中力の低下とイライラ
  • 血流の悪化と脳への影響

これらを詳しく説明します。

頭痛との関連

首の筋肉が過度に緊張すると、その緊張は頭部へと波及し、特に偏頭痛や緊張型頭痛の誘因となります。

首の筋肉、特に後頭部に近い筋肉が緊張すると、頭痛が引き起こされることが一般的です。

めまいと肩の痛み

首の痛みや首のこりは、首の周りの神経や血管に影響を与え、それがめまいの原因となる場合があります。

また、首と肩は密接に連携しているため首の筋肉の緊張は肩まで広がり、首の痛みから肩こりや肩の痛みを引き起こすこともあります。

集中力の低下とイライラ

首の痛みや首のこりは、持続的な不快感をもたらし、それが集中力を散漫にします。

また、首の痛みや不快感がストレスやイライラ感を増大させ、日常生活や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。

血流の悪化と脳への影響

首の痛みや首のこりが血流を悪化させると、脳への酸素供給が十分に行われなくなることがあります。

酸素と栄養素が不足すると、脳の機能が低下し、疲労感が増すだけでなく、記憶力の低下や判断力の低下など、脳の認知機能にも影響を与える可能性があります。

このように、首の痛みや首のこりは一見すると小さな問題のように感じられるかもしれませんが、それが引き起こす一連の不調は、日常生活において重要な影響を及ぼします。

首の状態をセルフチェック

首の痛みや首の不調は日常生活の質に大きな影響を及ぼします。

自分で簡単にできるセルフチェックを通じて、首の状態を理解し、必要に応じて適切な対処をすることが大切です。

以下は首の状態を確認するための具体的な方法です。

  • 前後に動かす
  • 左右に動かす
  • 耳を肩に近づける
  • 頭を回転させる
  • 注意点
  • 首をバキボキ鳴らす動作のクセ

各項目を詳しく解説します。

前後に動かす

まっすぐに座るか立つ。

頭を前に傾け、顎を胸に近づけます。
このとき、首の後ろが伸びる感覚があれば正常です。

次に、頭を後ろに傾け、天井を見上げます。
首の前側が伸びる感覚を感じます。

どちらの動きもスムーズにできるか、痛みや違和感があるかを確認します。

左右に動かす

同じくまっすぐに座るか立つ。

頭を左右に回して、肩越しに後ろを見ようとします。
首や肩に痛みや制限がないかチェックします。

耳を肩に近づける

頭を左右に傾け、それぞれの耳を肩に近づけます。

この動作で首の側面が伸び、違和感や痛みがないかを確認します。

頭を回転させる

頭をゆっくりと円を描くように回転させます。

このとき、首全体の柔軟性をチェックし、痛みやこりがある場所を特定します。

首の筋肉が均等に伸びることで、首の柔軟性や痛みの有無がわかります。

注意点

これらの動作は、痛みを強く感じる場合はすぐに中止してください。

無理に動かすことで症状を悪化させる可能性があります。

動作中に痛みや違和感がある場合、特に首の動きが制限される場合は、専門家の診断を受けることをお勧めします。

首をバキボキ鳴らす動作のクセ

首をバキボキ鳴らすことが習慣になっている人は、一時的な解放感や満足感を得るためにこれを繰り返すことがあります。

首を鳴らす行為自体が直接的に健康問題を引き起こすかどうかは、科学的には明確に証明されていませんが、いくつかの潜在的なリスクが指摘されています。

頻繁に首を強く鳴らすことは、関節や周囲の組織に過度のストレスをかけ、長期的には摩耗や痛みの原因となる可能性があります。

また、繰り返し首を鳴らすことで、首周りの筋肉や靭帯が緩むことがあり、関節の不安定性や位置異常を招くことがあります。

首の痛みを改善したい方は「肩こり腰痛回復センター」

肩こり腰痛回復センターでは、急に強い首の痛みで来院される方が多いです。
首の痛みからまったく首を動かせずにうつむいたまま、顔に脂汗をかきながら来られます。

よくよく聞くと以前から首に違和感や、首の痛みをかすかに感じていたりといったケースがほとんどなので、こうならないためにも日ごろ首の痛みには注意が必要です。

この状態で来院された場合は、複数回の施術が必要となり来院する回数も増えてしまいます。

また、寝違えて首が痛くて動かせないと言って来られる方も多く、その寝違えも月に1度くらいあるといった状態。

寝違えは1年に1度でも多いくらいですし、それを我慢して放置しているとやがて頚椎症や頸椎ヘルニアといった重い症状を招いてしまいます。

デスクワークが多く、運動習慣もない方は特に首の異変に早めに気づいてあげて下さい。

早期であれば施術回数も少なく、自己対処法で回復していく場合も多いのです。